旅行業界 東京オリンピック公式観戦ツアー 販売再開の動きも

旅行業界では、去年から中断していた東京オリンピックの公式観戦ツアーの販売を再開する動きもあります。

東京オリンピック・パラリンピックの公式観戦ツアーは、大会のスポンサー企業である
▽JTB
▽KNTーCTホールディングス
▽東武トップツアーズの3社が取り扱っていますが、大会の延期を受けて、3社とも去年3月から販売を中断していました。

このうち、JTBは今月24日から、オリンピックの観戦チケットと宿泊をセットにした公式観戦ツアーの販売を再開し、店舗や専用の電話で先着順で受け付けています。

大会が迫り、問い合わせも多いため販売を再開したということで、仮に、大会の中止や無観客での開催となった場合は返金することにしています。

28日の決算会見でJTBの山北栄二郎社長は「オリンピックの開催は安心・安全が大前提で、組織委員会の決定に従って対応していく」と述べました。

また、東武トップツアーズは、ツアーの抽せん販売に向けたホームページでの事前登録を31日まで受け付けています。

一方、KNT-CTホールディングスは、緊急事態宣言の期限となる来月20日以降の販売再開を予定しているということです。