新型コロナワクチン 大規模接種 きょうから対象地域を拡大

政府が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターは、31日から、首都圏の1都3県と大阪府全域に対象地域を広げて接種が行われます。また、31日から一日に接種できる人数が東京・大阪の両会場を合わせて1万5000人に増えることになっていて、防衛省は万全の準備を整え、接種に臨みたいとしています。

東京と大阪に設置された政府の大規模接種センターは今月24日に開設され、東京23区と大阪市に住む65歳以上の高齢者を対象に接種が行われてきました。

接種の対象は31日から、東京会場は東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県の高齢者、大阪会場は大阪府の全域に住む高齢者に拡大されます。

東京会場では、埼玉、千葉、神奈川の3県が対象になるのは、6月7日からの予定でしたが、予約枠に余裕があることから、当初の予定を1週間前倒しして、31日から接種が行われます。

東京・大阪ともに、住民票がなくてもこれらの地域に住んでいる高齢者は、接種を受けることができます。

また、31日からは、一日に接種できる人数が東京会場で1万人、大阪会場で5000人の、合わせて1万5000人と、防衛省が対応可能としている最大の規模に増えることになっていて、防衛省は万全の準備を整え、接種に臨みたいとしています。

きょうから 6月7日~13日分の接種予約を受け付け

一方、政府の大規模接種センターでの接種の予約は31日から、6月7日から13日に接種する分の予約が受け付けられます。

大阪会場については、現在の大阪府全域に加え、京都と兵庫が対象に加わり、午後1時ごろから予約の受け付けが始まることになっています。

東京会場については引き続き、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県が対象で、受け付けは午前11時ごろに始まる予定です。

予約はインターネットでのみ受け付けられ、防衛省は操作方法などの問い合わせに応じるため電話の専用窓口を設けています。

電話番号は、東京会場は0570-056-730、大阪会場は0570-080-770で、土日祝日も含めて午前7時から午後9時まで受け付けます。