青森県の聖火リレー 1日目すべて 2日目はむつ市の公道で中止

6月10日と11日に青森県内で予定されている東京オリンピックの聖火リレーについて青森県の三村知事は、新型コロナウイルスの感染状況などをふまえ、1日目のすべての区間と2日目のむつ市での公道でのリレーを中止することを明らかにしました。

東京オリンピックの聖火リレーは、青森県内では来月10日と11日におよそ180人のランナーが14の市町村を走る予定でした。

しかし、特に津軽地方で新型コロナウイルスの感染が広がっていることや、公道でのリレーの中止を求める声が自治体の中からもあがっていることから、三村知事は、きょう、1日目のすべての区間と、2日目のむつ市での公道でのリレーを中止することを明らかにしました。

三村知事は「公道を走ることを楽しみにしておられた方や多くの関係者には大変申し訳なく思っている」と述べました。

1日目は、リレーを中止する代わりの措置として、青森市のゴール地点の会場でイベントを行うということです。

一方2日目の、むつ市以外の八戸市など5つの市や町では、東日本大震災で被災した自治体が含まれていることや、感染状況を踏まえて、予定通どおり、公道でのリレーとイベントを行う予定だということです。

ただ、感染状況が悪化すれば、リレーが行われる1週間前に、最終的に公道でのリレーを実施するか判断するとしています。