米ファイザーのコロナワクチン 接種可能な年齢 12歳から15歳も

アメリカの製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は接種が可能な年齢を拡大することを決めました。現在は16歳以上となっていますが12歳から15歳も追加されることになり、近く公的な予防接種の対象になる見通しです。

ファイザーのワクチンについて厚生労働省は2月に承認した際、海外の治験で15歳以下のデータが十分になかったことなどから接種を認める年齢を16歳以上に限っていました。

その後、ファイザーなどが12歳から15歳についても新たにアメリカで治験を行い有効性と安全性を確認できたとして、追加で厚生労働省にデータを提出していました。

これを受け、厚生労働省が接種が可能な年齢を拡大して12歳から15歳も加えることを決め28日、専門家部会で報告しました。

近く公的な予防接種の対象に追加し、自治体に通知する方針です。

先週、ワクチンの承認を受けたアメリカのモデルナも日本での接種が可能な年齢を現在の18歳以上から12歳以上に拡大するため、来月にも厚生労働省に治験のデータを提出することにしています。