小学5年男児が持久走後に死亡 運ばれた時“あごにマスク”

ことし2月、大阪・高槻市の小学校で当時5年生の男子児童が体育の授業で持久走をしたあと体調が急に悪化し、搬送先の病院で死亡していたことがわかりました。

児童が倒れて保健室に運ばれた時にはあごの部分にマスクがかかっていたということですが、市の教育委員会はこれまでに死因は特定できておらず、死亡とマスクとの因果関係は判断できなかったとしています。

死亡したのは、高槻市立の小学校に通っていた当時5年生の男子児童です。

市の教育委員会によりますと、ことし2月18日、体育の授業で5分間、自分のペースで走る持久走を終えたあと児童の体調が急に悪化し、搬送先の病院で亡くなったということです。

持久走のあとに児童が倒れたため、担任がしばらくその場で休むよう伝えましたが、様子がおかしいと判断して保健室に運んだ際は、あごの部分にマスクがかかっていたということです。

持久走の際は、マスクは着けても着けなくてもよいと指導していたということです。

これまでに死因は特定できていないということで、教育委員会は死亡とマスクとの因果関係は判断できなかったとしています。

両親の弁護士によりますと児童に持病などはなかったということで、両親は弁護士を通じて「当時、どのような指導をしていたのか事実関係を明らかにしてほしい。死因がわかった段階で対応を検討したい」とコメントしています。