大規模接種の予約 あすから埼玉、千葉、神奈川の高齢者に拡大

政府が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターについて、防衛省は、東京会場での予約の対象に、28日から、埼玉、千葉、神奈川の3県に住む高齢者を、前倒しして加えることを決めました。

政府が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターの東京会場について、防衛省は今週24日から東京都全域に住む65歳以上の高齢者を対象に予約を受け付けていて、27日午後3時現在でおよそ5万2000件の予約が入っています。

ただ、予約枠は7万件あり、まだ余裕があることから、防衛省は、予約ができる対象に、28日から埼玉、千葉、神奈川の3県に住む65歳以上の高齢者を当初の予定より3日間、前倒しして加えることを、27日の対策本部会議で決めました。

防衛省によりますと、28日の午前11時ごろから予約が可能になるということで、予約が取れれば、来週31日以降、接種が受けられます。

予約の受け付けは、これまでどおりインターネットに限られますが、前倒しにともなうシステムの準備のため、28日午前0時から11時ごろまで、一時的に、予約を受け付けるサイトへのアクセスは停止されるということです。

また、操作方法などの問い合わせには、引き続き、電話の専用窓口の「0570-056-730」で応じるということです。

中山防衛副大臣は記者団に対し「予約枠に余裕があるため、提供できる接種能力をむだにすることがないようにした。引き続き、大規模接種センターの運営を通して、1人でも多くの方々にワクチン接種を行っていく」と述べました。