加藤官房長官 インドで広がる変異ウイルス 強い危機感で対応

インドで広がる変異ウイルスについて、加藤官房長官は午前の記者会見で、イギリスで見つかった変異株よりもさらに感染力が強い可能性があるという指摘も踏まえ、強い危機感を持って水際対策や監視体制の強化に取り組む考えを示しました。

インドで広がる変異ウイルスをめぐっては、今月24日までに全国で合わせて29人から検出されているほか、空港の検疫では、今月7日までに入国した160人から検出されています。

加藤官房長官は午前の記者会見で「専門家からは現時点で感染症やワクチンへの効果、重症度に影響があるとの証拠は得られていないが、海外で置き換わりが進んでいるという報告もあり、イギリスで最初に検出された変異株よりも、さらに感染性が強い可能性も示唆されているという評価分析がなされている」と述べました。

そのうえで「水際対策をはじめ強い危機感を持って対応にあたっており、今月25日にはインドなど6か国からの入国者について、一層の強化措置を講じた。引き続き専門家の評価分析なども踏まえながら、水際措置や国内の監視体制の強化に取り組んでいく」と述べました。