新型コロナ ワクチン接種会場に約300の大学が協力と回答

新型コロナウイルスのワクチンの接種会場として文部科学省が全国の大学にキャンパスを提供できるかどうか意向を調査したところ、およそ300の大学が協力すると回答し、早ければ7月から順次接種が始まる見通しとなりました。

新型コロナウイルスのワクチン接種の加速化に向けて菅総理大臣と萩生田文部科学大臣は先週の会談で、モデルナのワクチンの接種会場として大学の活用を目指すことで一致しました。

こうした中、文部科学省が全国の国公立大学や私立大学に接種会場としてキャンパスを提供できるかどうか意向を調査したところ、およそ300の大学が協力すると回答し、早ければ7月から順次接種が始まる見通しとなりました。

文部科学省は高齢者や基礎疾患のある人などへの優先接種にめどがつけば、接種会場を提供した大学の職員や学生にも接種することを検討しています。

政府が運営する接種会場としては自衛隊が今月24日から運営する東京と大阪の大規模接種センターに続くものとなり、これによって1日100万回の接種の実現に弾みをつけたい考えです。

萩生田大臣は26日の衆議院文部科学委員会で「アルバイト先を失った学生の皆さんに会場の誘導などのバイトに入ってもらうことも検討している」と述べました。