大規模接種センター 東京会場の予約システムで一時不具合

26日午後4時すぎ、政府が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターの東京会場で受け付けや接種の予約を行うシステムに通信障害が起きました。障害は1時間半ほどで復旧しましたが、この間、予約ができない状態になったということで防衛省が詳しい状況を調べています。

防衛省によりますと26日午後4時すぎ、東京 大手町の合同庁舎に設けられた政府の大規模接種センターで、受け付けや1回目の接種を終えた人の2回目の予約を取るためのシステムに通信障害が起きたということです。

障害はおよそ1時間半後、午後5時40分ごろに復旧しましたが、この間、受け付けや予約ができない状態になったということです。

また、このトラブルによって接種に訪れた人の流れが滞り会場では受け付けの前に長い行列ができるなど混雑しました。

防衛省によりますと26日の接種は午後8時すぎに終わり、予約していた人は予定どおり接種を受けたということです。

また、インターネットでのみ受け付けている1回目の予約を取るシステムでは不具合は起きていないほか、大阪会場では同様のトラブルは確認されていないということで防衛省が詳しい状況を調べています。

システム復旧後も長い列が

東京 大手町の大規模接種センターの入り口ではシステムの不具合が復旧してからおよそ1時間がたった午後6時半ごろにもワクチンの接種に訪れた人たちが100メートルほどの長い列を作っていました。

午後4時半に予約をしていたという夫婦は、最初はトラブルについての案内もないまま列に並ばされ、予約時間を1時間過ぎた午後5時半にようやく受け付けをしてもらえたということです。

また86歳の男性は、会場の前で40分ほど待たされたということで「こういったトラブルがないようにしてほしい」と話していました。