神戸市 独自の大規模接種会場 運用開始 初日は500人余りが接種

神戸市は、独自に設けた新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場の運用を始め、初日の25日は500人余りの高齢者が接種を受けました。

神戸市は、11か所での「集団接種」や医療機関での「個別接種」を行っていますが、ワクチン接種をさらに急ぎたいとして、中央区のハーバーランドに大規模接種会場を設けました。

運用初日の25日は歯科医師や看護師などおよそ170人態勢で対応し、午後1時半から554人の高齢者が次々と接種を受けました。

一時、会場の入り口に多くの高齢者が詰めかけたり、注射器の手配が遅れて待ち時間が長くなったりする場面もみられましたが、大きな混乱はなかったということです。

神戸市北区の74歳の女性は「若い歯科医師の方に接種してもらいました。全く痛くありませんでした」と話していました。

神戸市は、今後、要員を増やすなどして、この大規模会場では1日に2000人の接種を目指すとしています。

神戸市ワクチン接種対策室の魚山純子係長は「少し受け付けが混雑するときもありましたが、その後はスムーズにいったと思います。ワクチン接種がより進むよう、多くの方に利用してもらいたい」と話していました。