緊急事態宣言の広島県 駅の商業ビルの店も土日休業で閑散

広島県に緊急事態宣言が出されたことを受けて、JR広島駅の商業ビルもこの土日から多くの土産物店や飲食店が休業し閑散としています。

今月16日から緊急事態宣言の対象となった広島県では、床面積が1万平方メートルを超える大型商業施設などに土曜日と日曜日の休業を要請し、この土日から休業が始まりました。

JR広島駅の商業ビル「ekie」でも日曜日の23日、多くの土産物店や飲食店が休業しています。

食料品や生活必需品を販売する店や、それにテイクアウトで販売する飲食店など、一部は時間を短縮して営業しているものの、ビルを訪れる人は少なく閑散としています。

市内の高校3年生の男性は「人が少なく静かになっていて驚いている。友達とビルの中の飲食店をよく利用していたので、土曜日と日曜日の休業はさみしいが仕方がない。緊急事態宣言が明けたら、感染対策しながら楽しみたい」と話しています。

駅ビルを運営する中国SC開発は「感染拡大防止にご留意いただきつつ、当面は地元のお客様を中心に日常生活に必要な商業施設として利用してほしい」とコメントしています。