スズキ 爆発的な感染拡大続くインドの3工場の一部で生産再開

自動車メーカーのスズキは新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が続く主力市場のインドで、今月に入ってから停止していた現地にある3つの工場での生産を17日から一部、再開しました。

インドでは新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大によって医療用の酸素が不足し、工業用の酸素を医療用に回す措置がとられていて、スズキは取引先が酸素不足で部品の溶接が困難になったことなどを受け、5月1日から現地にある3つの工場を停止していました。

スズキによりますと、部品の加工を酸素を使わない方法に変更したことで生産できる状況が整ったとして、17日から3つの工場の一部のラインで生産を再開しました。

生産の再開にあたっては、工場内の換気設備を増やすといった感染対策も強化したということです。

スズキは「徹底した感染対策により、現地の社員や従業員の安全を確保するとともに、感染状況を注視しながら生産を継続できるようにしていきたい」としています。