菅首相 “ワクチン接種 引き続き協力を” 歯科医師会に要請

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、菅総理大臣は、日本歯科医師会の堀会長と面会し、全国の14県で歯科医師による接種の要望があったという報告を受けたのに対し、引き続き協力してほしいと要請しました。

菅総理大臣は18日午前、総理大臣官邸で、日本歯科医師会の堀会長と会談しました。

この中で堀会長は、先に、歯科医師による新型コロナウイルスワクチンの接種が特例で認められたことを踏まえ、全国の歯科医師会を通じて需要の調査を行ったところ、全国の14県で歯科医師による接種の要望があったと報告しました。

また、歯科医師が接種を行う際に必要な研修についても、すでに一部の自治体で行っているほか、18日の夕方から日本歯科医師会がオンラインで研修を実施できる準備が整ったと説明しました。

これに対し菅総理大臣は、取り組みに謝意を示したうえで、引き続き協力してほしいと要請しました。

面会のあと堀会長は、記者団に対し「医師や看護師の数が足りないときに要請があると承知していたが、予想をはるかに超える要望があるうえ、日々、その数も増えている感じがあり正直驚いている。日本歯科医師会としては、全面的に協力するとお伝えした」と述べました。