高齢者向けワクチン集団接種 JAL ANA社員が支援 千葉 成田

千葉県成田市では、18日から高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの集団接種が始まり、運休や減便が続く日本航空と全日空のグループ会社の社員も、接種会場で支援にあたっています。

成田市では市内に住む65歳以上の高齢者のうち、1万8000人余りが集団接種を受ける見込みですが、接種の対応にあたる人手が不足していることが課題となっています。

このため、市は新型コロナの影響で運休や減便が続く、日本航空のグループ会社と全日空のグループ会社から合わせておよそ60人の社員を受け入れ、接種会場で住民の対応にあたってもらうことになりました。

18日は接種会場となっている市の施設に、成田空港で働く日本航空のグループ会社の地上係員10人が出て、接種に訪れた市民の受付や案内を行っていました。

「JALスカイ」の岡本有紗さん(24)は「ワクチンの普及で生活や航空業界が早く元に戻ってほしいです。大切な仕事なので、一生懸命頑張ります」と話していました。

成田市の小泉一成市長は「スキルの高いエアラインの皆さんが協力してくれてありがたいです。市民の接種が完了するようしっかり取り組んでいきます」と話していました。