東京都 新型コロナ 11人死亡 732人感染確認

東京都は、18日都内で新たに732人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都の担当者は「1週間前の火曜日より減少しているが、緊急事態宣言が出された先月下旬並みの高い水準だ。最大限の警戒と対策の徹底をお願いしたい」と話しています。また、都は、感染が確認された11人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は、18日都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて732人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の火曜日より193人減りました。

18日までの7日間平均は756.9人で、前の週の91.8%となっています。

都の担当者は「1週間前の火曜日と比べれば減少しているが、緊急事態宣言が出された先月下旬並みの高い水準だ。最大限の警戒と対策の徹底をお願いしたい」と話しています。

18日の732人の年代別は、
▽10歳未満が19人、
▽10代が47人、
▽20代が209人、
▽30代が143人、
▽40代が124人、
▽50代が90人、
▽60代が36人、
▽70代が39人、
▽80代が14人、
▽90代が10人、
▽100歳以上が1人です。

732人のうち、およそ62%にあたる455人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が162人と最も多く、次いで
▽「職場内」が41人、
▽「施設内」が25人、
▽「会食」が14人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは15万3390人になりました。

18日時点で入院している人は17日より47人減って2383人となり、「現在確保している病床に占める割合」は42.6%です。

都の基準で集計した18日時点の重症の患者は17日より4人減って81人で、重症患者用の病床の21.7%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代から100歳以上の男女合わせて11人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、70代と80代の男女3人は感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

これで都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は合わせて1969人になりました。

小池知事「まだまだ気を引き締めなければ」

東京都内の18日の新たな感染確認が1週間前の火曜日より200人近く減ったことについて、小池知事は記者団に対し「まだまだ気を引き締めていかなければならない。これは2週間前の行動による数字で皆さんからステイホームなどの協力をいただいた結果だ。低下率をまだまだ抑え込んでいかなければならない」と述べました。