神奈川県 新型コロナ 3人死亡 新たに199人感染確認

神奈川県内では17日、合わせて199人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。

県内で1日に発表される感染者の数は、今月5日に152人となって以来、12日ぶりに200人を下回りました。1週間前の月曜日に比べると38人少なくなっています。

一方、80代と90代のいずれも女性、合わせて3人の死亡が発表されました。

また、県は、今月7日に発表した80代の女性について、その後のPCR検査の結果が陰性だったことなどから感染者の可能性が低いとして、取り下げました。

NHKのまとめでは、県内で発表された感染者はこれで5万8070人となり、このうち858人が死亡しています。

変異ウイルス190人感染 1人がインドの変異ウイルスか

神奈川県内では17日、新たに190人が新型コロナウイルスの変異ウイルスに感染していることが確認され、このうち1人はインドで報告されている変異ウイルスの疑いがあることが分かりました。

県によりますと、新たに変異ウイルスへの感染が確認されたのは10歳未満から80代の男女190人で、いずれも先月下旬から今月中旬にかけて新型コロナウイルスへの感染が確認され、すでに発表された人たちです。

また、このうち、県内に住む30代の女性は、県内の衛生研究所の検査でインドで報告されている「L452R」と呼ばれる変異があるウイルスが確認され、インドで報告されている新型コロナウイルスの変異ウイルスに感染した疑いがあるということです。

県によりますと、この女性は、神奈川県に住む合わせて4人のグループでインドに1か月ほど滞在したあと、今月初旬に帰国し、インドを出国する前に行った検査や帰国した際の空港での検査では陰性でしたが、ホテルでの隔離期間を経て自宅に帰宅したあと、発熱やのどの痛みの症状が出たため、医療機関を受診し、感染が判明したということです。

グループのうち1人は、空港での検査で陽性が確認されましたが、変異株の疑いがあるかどうかは分かっておらず、残る2人はいずれも陰性だったということですが、現在は自宅待機しているということです。