金沢 年金受給者などの団体がワクチン接種受け付けの整備訴え

「まん延防止等重点措置」が適用されることになった石川県では、金沢市内の年金受給者などで作る団体が金沢市役所を訪れ、新型コロナウイルスのワクチン接種の受け付け態勢をさらに整備するよう訴えました。

金沢市役所を訪れたのは、市内の年金受給者などで作る「全日本年金者組合金沢支部」の5人です。

5人は金沢市の担当者に「予約枠が圧倒的に少ない。コールセンターやスマートフォンを使った予約に何度挑戦してもできず、多くの高齢者が社会から見捨てられたと感じている」と話して、受け付け態勢をさらに整備するよう訴えました。
これに対して「ワクチン接種実施本部」の甘池昭義担当次長は、コールセンターの態勢強化や、視覚や聴覚に障害がある高齢者の予約の支援について検討していくことを伝えました。
団体の寺越博之支部長は「予約に必要なスマホを持たない高齢者も多い。市には想像力を働かせてワクチン接種態勢の整備を急いでほしい」と話していました。