広島県 緊急事態宣言方針受け ステージ4に引き上げ 休業要請も

政府が広島・岡山両県と北海道に緊急事態宣言を出す方針に変更したことを受けて広島県は対策本部会議を開き、感染状況を最も深刻な「ステージ4」に引き上げたうえ、県内全域の飲食店などに休業や営業時間の短縮を要請し協力に応じた場合に支援金を支給する事業を実施することを決めました。

政府が広島県などに緊急事態宣言を出す方針に変更したことを受けて県は、14日午前、湯崎知事や県の幹部などが出席して、新型コロナウイルスの対策本部会議を開きました。

この中で、感染が県内全域に拡大しているとして県内の感染状況を「ステージ4」に引き上げました。

そのうえで、広島県内全域の飲食店やデパートなどを対象に休業や営業時間を午後8時までに短縮するよう要請し全面的に協力に応じた場合に支援金を支給する事業を実施することを決めました。

このあと湯崎知事は記者団に対し「現在、県内は、非常に厳しい感染状況で、全県的に感染が急増している。感染を早く収束させるために県民一丸となって対策に取り組んでいきたい」と述べました。