高橋内閣官房参与の「さざ波」投稿 菅首相「非常に残念」

新型コロナウイルスの国内の感染者数を内閣官房参与の高橋洋一氏が「さざ波」などと投稿したことについて、菅総理大臣は「非常に残念だ」と述べたうえで、本人から謝罪があったと明らかにしました。

内閣官房参与の高橋洋一氏は、みずからのツイッターに、各国の新型コロナウイルスの感染者数のグラフとともに「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿し、その後、感染状況の分析に支障が出るような価値観を含む用語は使わないようにする、と改めて投稿しました。

これについて、菅総理大臣は13日夜、総理大臣官邸で記者団に対し「発言については、非常に残念だ。そういう中で私自身に『申し訳ない』という連絡があった」と述べました。

そのうえで「高橋氏なりに、いろいろな自分の分析を発表しているのではないか。政府としては感染拡大防止を最優先し、東京大会を開催する場合には選手や関係者の皆さんの感染対策をしっかり行い、安心してできるような措置を講じることが大事だと思っているし、国民の命と暮らしを守るのが私の責務なので、そこはしっかり行っていきたい」と述べました。