横須賀市 ワクチン接種予約 システム設定ミスで 約1800件重複

神奈川県横須賀市は、高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種の予約の受け付けで、システムの設定ミスなどで、およそ1800件が重複して予約されていたと発表しました。

横須賀市は、今年度中に80歳以上になる高齢者、およそ4万人を対象に5月10日から専用サイトや電話などでワクチン接種の予約の受け付けを始め、13日午後2時までに2万件余りの予約が入ったということです。

こうした中、11日に市民から「複数の予約が取れている」と連絡があったため、調べた結果、これまでの予約全体の1割近いおよそ1800件が重複して予約されていることが分かったということです。

市によりますと、システムを管理する業者が、一度に処理できるアクセス数の上限を60万回に設定しなければならないのを、誤って6万回としていたため、アクセスが集中した際にシステムが不安定になったことが原因の1つと見られるということです。

このミスは、すでに修正されていますが、今も重複して予約される問題が起きているため、市は、ほかにも不具合があると見て、14日夜から15日未明にかけてシステムの点検を行うことにしています。

横須賀市健康対策担当課では「重複分は削除するが、元の予約は残るので安心してほしい。原因を究明したうえで早く復旧させたい」と話しています。