首相 ワクチン大規模接種で会場までの移動支援検討する考え

東京と大阪で高齢者を対象に行われる新型コロナウイルスワクチンの大規模接種をめぐり、菅総理大臣は公明党の提言を受けて、会場までの移動の支援を検討する考えを示しました。

公明党の石井幹事長や竹内政務調査会長らは13日午後、総理大臣官邸で菅総理大臣と会談し、ワクチン接種についての党の提言を手渡しました。

提言では今月24日から高齢者を対象に行われる新型コロナウイルスワクチンの大規模接種をめぐり、東京会場は首都圏の1都3県に、大阪会場は大阪、京都、兵庫の2府1県に住む高齢者が対象となり、相当の移動距離が想定されるとして、会場までの移動を支援するよう求めています。

また、今後、別の地域でも大規模接種が可能となるよう自治体への財政支援を行うことや、一般の接種に向けて、職場や大学などでの集団接種も検討すべきだとしています。

菅総理大臣は「迅速で円滑な接種に向けて何でも取り組みたい。大規模接種会場への移動については、最寄り駅からの支援などを検討している」と応じました。