10万人あたりのコロナ感染者数 21都道府県で「ステージ4」相当

新型コロナウイルスの感染状況を判断する指標の1つとなっている「新規感染者数」について、直近1週間の人口10万当たりの感染者数が「ステージ4」相当の25人を超えている都道府県は、12日の時点で21に上っています。このうち12の県は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの対象とはなっていません。

感染状況を示す「4つのステージ」では、どのステージにあるかを判断するための指標が示されていて、その1つ、新規感染者数については、直近1週間の10万人当たりの感染者数が25人を超えると「ステージ4」相当とされています。

NHKでは、12日までの各地の感染者数をもとに、都道府県ごとの直近1週間の10万人当たりの感染者数を計算しました。

その結果、12日の時点で全国の21の都道府県で25人を超えていました。

12県は「宣言」「重点措置」の対象外

このうち12の県は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象とはなっていません。

具体的には次のとおりです。

▽岡山県はが54.97人で全国で3番目の多さとなっています。
▽大分県が43.26人
▽佐賀県が43.19人
▽奈良県が41.50人
▽広島県が41.05人
▽熊本県が38.22人
▽石川県が34.18人
▽香川県が33.79人
▽群馬県が30.59人
▽宮崎県が29.54人
▽滋賀県が25.74人
▽長崎県が25.62人となっています。

「緊急事態宣言」6都府県 すべてステージ4

緊急事態宣言が出ている6つの都府県については、いずれも25人を超えています。

▽大阪府は69.68人で最も多くなっています。
▽福岡県が62.48人で全国で2番目です。
▽兵庫県が50.09人
▽愛知県が45.84人
▽東京都が43.95人
▽京都府が35.39人となっています。

「重点措置」8道県 3道県でステージ4

まん延防止等重点措置の対象となっている8つの道と県のうち、25人を超えているのは、次の3つの道と県です。
▽北海道が54.02人で全国で4番目の多さとなっていて、
▽岐阜県が41.27人
▽沖縄県が40.88人です。

一方、5つの県については重点措置の対象ですが、25人は超えていません。
▽埼玉県が22.76人
▽神奈川県が20.96人
▽千葉県が15.90人
▽三重県が17.24人
▽愛媛県が9.56人となっています。