新型コロナ 大相撲 勝武士が亡くなって1年 親方が心境語る

新型コロナウイルスに感染した大相撲の三段目の力士が亡くなって1年となる13日、師匠の高田川親方は「けさ、部屋の全員がそろったタイミングで黙とうをささげた。恥ずかしくない相撲を取ってほしい」と心境を語りました。

三段目の勝武士は、新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため、去年5月13日に28歳で亡くなりました。

勝武士が亡くなって1年となる13日、師匠の高田川親方が取材に応じ「けさ、部屋の全員がそろったタイミングで黙とうをささげた。いろんなことがあったので、ひと言では語れない」と述べました。

そのうえで「皆が勝武士とともにいると思う。恥ずかしくない相撲を取ってほしい」と心境を語りました。

日本相撲協会は去年、7月場所の開催に合わせて、新型コロナの対策や稽古の方法などをまとめたガイドラインを作成したうえで、力士や親方などの協会員に対して、本場所のおよそ2週間前から外出を禁止するなど行動の制限を徹底しています。

協会によりますと、今場所前に力士や親方など、およそ900人の協会員にPCR検査を行った結果、感染者はいなかったということです。