東京 新型コロナ1010人感染確認“高い水準で推移 外出自粛を”

東京都内では、13日、新たに1010人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の木曜日より419人増えました。都は、高い水準で推移しているうえ、大型連休後には人の流れの増加がみられるとして外出の自粛を含めた感染防止対策の徹底を呼びかけています。

東京都は、13日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1010人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の木曜日より419人増え、1日の感染確認が1000人を超えるのは今月9日以来です。

13日までの7日間平均は933.9人で、前の週の126.8%となりました。

都の担当者は、「急増はしていないが、高い水準で推移している。大型連休後に仕事など社会活動が再開し人の流れの増加がみられるので外出の自粛を含め、対策を徹底してほしい」と話しています。

13日の1010人の年代別は、▼10歳未満が30人、▼10代が66人、▼20代が316人、▼30代が196人、▼40代が152人、▼50代が115人、▼60代が51人、▼70代が40人、▼80代が31人、▼90代が13人です。

1010人のうち、およそ60%にあたる603人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

また、ネパールとカナダ、それにロシアに渡航歴のある人がそれぞれ1人いました。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、▼「家庭内」が224人で最も多く、次いで▼「職場内」が47人、▼「施設内」が43人、▼「会食」が20人などとなっています。

大型連休中の事例では、▼70代の夫婦が、帰省した息子から感染したケースや、▼車で旅行に出かけた20代の友人グループ4人のうち3人が感染したケースなどがあったということです。

これで都内で感染が確認されたのは、15万人を超えて15万71人になりました。

13日時点で入院している人は12日より41人減って2358人となり、「現在確保している病床に占める割合」は42.2%となっています。

一方、都の基準で集計した13日時点の重症の患者は12日より2人減って84人で、重症患者用の病床の22.5%を使用しています。

また、都は、感染が確認された60代から90代までの男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、80代の男性と90代の女性の2人は変異ウイルスの感染が確認されました。

これで都内で死亡した人は合わせて1938人になりました。