東京都 変異ウイルス「N501Y」に438人感染 検査対象の約7割に

東京都内では、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスの検査で、およそ7割の438人が感染していたことが新たに確認されました。

東京都は12日、今月7日と10日に都に報告があった変異ウイルスの検査結果を発表しました。

それによりますと、10歳未満から90代までの男女437人と、年齢と性別が分からない1人の合わせて438人が感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたことが新たに確認されました。

検査の対象となったのは627人で、変異ウイルスと確認された人はおよそ7割です。

438人の年代別は、
10歳未満が13人、
10代が38人、
20代が107人、
30代が74人、
40代が86人、
50代が56人、
60代が24人、
70代が24人、
80代が11人、
90代が4人、
不明が1人です。

感染経路がほぼ特定されているのは35人で、
「家庭内」が24人、
「施設内」が8人、
「知人」が3人です。

このうち「施設内」では、男子学生1人が大学の学生寮で感染し、この寮で変異ウイルスの感染が確認されたのは合わせて42人になりました。

これで都内で変異ウイルスの感染が確認されたのは合わせて4672人になりました。

また、12日は死亡した80代の男性が変異ウイルスに感染していたことが新たに確認されました。

変異ウイルスに感染して死亡した人は14人になりました。