NTT 最終利益 過去最高の9161億円 コロナで通信サービス需要で

NTTの昨年度の決算は、テレワークや企業のDX=デジタル変革が広がったことで通信サービスの需要が高まったことなどから、最終的な利益が前の年度より7%増えて9100億円余りと過去最高となりました。

NTTが12日に発表した昨年度のグループ全体の決算は、
▽売り上げが、前の年度と比べて0.4%増えて11兆9439億円
▽最終的な利益が、7.1%増えて9161億円と、
いずれも過去最高となりました。

完全子会社化したNTTドコモの電子決済サービスなどが好調で、その収益が反映されたことに加え、新型コロナウイルスの影響でテレワークや企業のDX=デジタル変革が広がったことで、通信サービスの需要が高まったことなどが利益を押し上げました。

今年度の見通しについても、引き続き通信サービスの需要が見込めるなどとして、最終的な利益を昨年度を18.4%上回る1兆850億円と予想しています。

オンラインで会見したNTTの澤田純社長は「通信技術を活用し、withコロナの時代における課題の解決策を提供していきたい」と述べました。