大阪 吉村知事 7月末までに希望する高齢者への接種終了目指す

大阪府の吉村知事は、一般の高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種の迅速化を図るため府として、大阪市内に大規模接種会場の設置を検討していることを明らかにしました。そのうえで、7月末までに希望するすべての高齢者への接種を終えることを目指し、市町村への支援を行っていく考えを示しました。

大阪府の吉村知事は11日、記者団に対し、一般の高齢者へのワクチン接種の迅速化を図るため、府として、大阪市内に大規模接種会場の設置を検討していることを明らかにしました。

そのうえで「府の意向調査に対し、現状で、府内の43市町村のうち39の市町村が、7月末までになんとか終わらせるという計画を回答している。大阪全体として、できるかぎり7月末を目標に高齢者の接種を終わらせたい」と述べ、7月末までに希望するすべての高齢者への接種を終えることを目指し、市町村への支援を行っていく考えを示しました。

また、吉村知事は、病床がひっ迫する中、自宅で療養中に死亡する人が相次いでいることなどを踏まえ、医師会に対し、新型コロナウイルス対策の改正特別措置法に基づいて、自宅療養者に対する訪問診療の実施や、宿泊療養施設への医師の派遣、それにワクチンの集団接種への協力を要請したことを明らかにしました。