伝統の「長良川鵜飼」安全祈願祭 開幕は来月1日に延期 岐阜

岐阜市伝統の「長良川鵜飼」は、岐阜市が「まん延防止等重点措置」の対象地域になったことを受けて、11日に予定していた開幕が延期されましたが、一部の関係者が川沿いに集まり、いち早い開幕と漁の安全を祈願しました。

長良川沿いで行われた安全祈願祭は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模を大幅に縮小して行われ、岐阜市の関係者や鵜匠の代表など8人のみが参加しました。

岐阜市の「長良川鵜飼」は毎年5月11日に開幕しますが、岐阜市が「まん延防止等重点措置」の対象地域になったことから開幕が来月1日に延期され、11日の祈願祭では参加者が鵜飼のいち早い開幕と漁の安全を祈りました。

また、祈願祭に合わせて、新たに完成した観覧船の進水式も行われました。

「長良川鵜飼」は去年の観覧船の乗客が、おととしよりおよそ7万5000人減って1万5310人にとどまり、ことしは感染防止策をとったうえで、観覧船での飲食を再開する方針で準備を進めていました。

鵜匠代表の杉山雅彦さんは「2年連続で開幕が延期になるのは残念なことですが、鵜飼を楽しんでもらえる日が早く来るように願っています」と話していました。