【“宣言”2週間】繁華街の人出 宣言前より16~28%減少

緊急事態宣言が出て2週間が経過した東京と大阪の繁華街で、人出はどのように変化したのか。ビッグデータを使って分析した結果、10日夜の人出は宣言前より16%から28%減少したことが分かりました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、東京と大阪の繁華街の10日夜9時台の人の数を分析しました。

緊急事態宣言が出る前の4週間の月曜平均と比べると、
(3月29日・4月5日・4月12日・4月19日)
▽新宿・歌舞伎町付近は28%、
▽渋谷駅付近と
▽大阪市の心斎橋付近はそれぞれ16%減少しました。

また、宣言が出た直後の月曜日だった先月26日と比べると、
▽新宿・歌舞伎町付近は6%、
▽渋谷駅付近は4%、いずれも減少しましたが、
▽心斎橋付近は22%増加しました。

一方、去年1回目の緊急事態宣言時の、平日の月曜平均と比べると、
▽新宿・歌舞伎町付近は102%増加したほか、
▽渋谷駅付近は119%、
▽心斎橋付近は79%、
それぞれ増加しました。