英 飲食店の屋内での営業など再開へ コロナの感染状況改善で

イギリスのジョンソン首相は、新型コロナウイルスの感染状況が順調に改善しているとして、規制をさらに緩和することを発表し、今月17日からは飲食店の屋内での営業などが再開されることになりました。

イギリスでは、変異ウイルスの感染拡大で、ことし1月には1日の新規感染者数が6万人を超える日もありましたが最近では、2000人台で推移するなど改善傾向が続いていて、感染対策を目的とした規制は段階的に緩和されています。

ジョンソン首相は10日、感染状況やワクチン接種の進み具合などを検討したうえで、規制をさらに緩和することを発表し、今月17日からはロンドンのあるイングランドでは、レストランやパブ、映画館や美術館などの屋内での営業が再開できるほか、2世帯までまたは6人以下であれば、屋内で一緒に過ごせるようになると明らかにしました。

飲食店の屋内での営業は、ロンドンなどではおよそ5か月ぶりとなります。

また、抱き合ってあいさつするといった人との接触については、これまでは控えるよう求められてきましたが、今後は個人で判断することを認めるということです。

ジョンソン首相は「きょうの発表は、緩和計画の中でも最も大きな一歩だ」と述べたうえで、感染状況の改善が続けば、来月21日からはほとんどの制限がなくなるという見通しを示しました。

一方、国外への旅行については、感染状況を踏まえ渡航先を限定して今月17日から認めることがすでに決まっています。