ワークマン 3月まで1年間の決算 増収増益 いずれも過去最高に

作業着などのチェーン店を展開するワークマンのことし3月までの1年間の決算は、新型コロナウイルスの影響で手ごろな価格の衣料品の売れ行きが好調で、売り上げと最終的な利益がともに過去最高となりました。

ワークマンのことし3月までの1年間の決算は、
▽売り上げにあたる営業総収入は前の年の同じ時期より14.6%多い1058億円、
▽最終的な利益は27.5%多い170億円の、
増収増益で、いずれも過去最高となりました。

ワークマンは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って屋外レジャーの人気が高まる中、作業着で培ったノウハウを生かしたカジュアルな衣料品の販売が大きく伸びました。

また、撥水性や通気性を売りに新たに投入したスーツも、自転車通勤の増加やリモートワークの広がりを背景に好調だったということです。

ファッション業界ではデパートなどに出店する大手アパレルや紳士服チェーンが業績を落とす一方、手ごろな価格を売りにしたカジュアル系のブランドなどは業績を伸ばしています。