昨年度の手紙やはがき この20年間で最大の落ち込みに 日本郵便

日本郵便が昨年度に扱った手紙やはがきなどの数は前年度と比べて6%減少し、この20年間で最も大きな落ち込みとなりました。

日本郵便によりますと、2020年度に扱った手紙は77億通余りで2.6%の減少、はがきは51億通余りで11.2%の減少となりました。

そのほかの郵便物も合わせると全体で152億通余りとなり、前年度と比べて6.8%の減少となり、落ち込み幅はこの20年で最も大きくなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でイベントなどが少なくなり、企業が広告などのために送る郵便物が減ったことが主な要因だということです。

一方でゆうパックの数は、いわゆる巣ごもり需要を受けたネット通販の利用などで11.9%増加し10億個余りとなり、過去最多となりました。

日本郵便は「企業活動の停滞が手紙やはがきの減少に拍車をかけた。今後の動向は企業活動がどこまで回復するかにかかっている」と話しています。