大阪 新型コロナ 過去最多の50人死亡 医療体制破綻の危機に

関西の2府4県で7日発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は1800人を超え、大阪で過去最多の50人の死亡が確認されました。大阪では、重症患者が重症患者用の病床の数を大幅に上回るなど、医療体制は破綻の危機に直面しています。

関西2府4県で、7日発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は、大阪が1005人、兵庫が493人、京都が146人、奈良が98人、滋賀が49人、和歌山が19人の合わせて1810人でした。

また、大阪で過去最多の50人、兵庫で39人、奈良で4人、滋賀で3人の合わせて96人の死亡が確認されました。

大阪では、7日の時点で重症患者用の病床がどれだけ埋まっているかを示す「病床運用率」が97.8%と3日ぶりに100%を下回りました。

しかし、これとは別に、重症患者が府の要請に基づいて、軽症・中等症の患者用の病床で治療を受けるなどしています。

このため、重症患者は412人に上り、重症患者用の病床の365床を大幅に上回るなど大阪の医療体制は破綻の危機に直面しています。