JR御茶ノ水駅 噴霧器の台に「消毒駅」 窓口に「いいね」の声も

東京 千代田区のJR御茶ノ水駅に設置された消毒液を置く台に、駅名の看板に似せて「消毒駅」と書かれたユニークな紙が貼られ、SNSなどで話題になっています。

この紙はJR御茶ノ水駅の改札の近くにある消毒液の噴霧器が置かれた台に駅名の看板「駅名標」に似せて貼られています。

駅名のところに「消毒駅」と書かれ、前の駅は「対策」次の駅は「習慣」となっているほか、駅名の外国語表記なども実際の駅名標そっくりに作られています。

JR東日本東京支社によりますと、貼り紙は御茶ノ水駅の若手の駅員3人が作ったもので、駅の利用者と一丸となって感染予防に取り組みたいという思いがこめられています。また、駅の周辺には医療機関が多いため、駅を利用する医療従事者を応援する意味もあるといいます。

貼り紙は駅の利用者だけでなく、SNSでも「センスを感じる」「ユーモアがある」などと話題になり、写真を撮りに来る人が相次いでいるということです。

写真を撮っていた男性は「ツイッターで見ておもしろいと思い、家族との話題にしようと撮りにきました。よいアイデアだと思います」と話していました。

貼り紙を作ったJR御茶ノ水駅の川崎直樹さんは「窓口に『いいね』と伝えてくださる方もいて、手応えを感じています。鉄道の乗客に安心を提供するとともに、駅を利用される医療関係者の応援もしていきたいです」と話していました。