小池知事 東京五輪・パラ「安全安心な大会開けるよう努力」

東京都内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、開催まで3か月を切った東京オリンピック・パラリンピックについて、記者団から「開催するという不退転の決意か」と聞かれた小池知事は「安全安心な大会が開けるように努力を重ねていきたい」と述べました。

東京都の小池知事は、7日行われた定例の記者会見で記者団から「夏に感染状況がどうであっても大会を開催する不退転の決意か」と問われました。

これに対し小池知事は「まさに今、国、組織委員会とともに対応策を講じているところだ。安全安心な大会が開けるように努力を重ねていきたい」と述べました。

また「大会やその前後に医療や感染状況が悪化するのではないかと不安を覚える人は大勢いる。どういうことばをかけるか」と問われると「ワクチンの確保は非常に重要だ。一方で、現時点でまだ行き届いていないわけで、早急に進めるのもひとつだ」と述べました。

そのうえで「感染しない、させないことを皆さんとともに進めていきたい。安心してもらえる体制づくりが何よりも重要と考えている」と述べ、開催に向けて感染を抑えて医療提供体制を確保するなど対策を進める考えを示しました。