大型連休最終日 4都府県の人出 1回目の宣言と比べ2倍以上に

大型連休の最終日となった5日、3回目の緊急事態宣言が出されている東京、大阪、兵庫、京都の主な地点の人出は、2回目の宣言のときよりはいずれも減少しましたが、去年の1回目の宣言のときと比べると2倍以上となっています。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、3回目の緊急事態宣言が出されている東京、大阪、兵庫、京都の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、大型連休の最終日となった5日の人出は、2回目の宣言が出ていた期間の土日祝日の平均よりいずれも減少しました。

減少幅は
▽東京駅付近で日中は8%、夜間は6%
▽渋谷スクランブル交差点付近では日中、夜間とも23%
▽大阪梅田駅付近で日中は58%、夜間は54%
▽神戸市の三ノ宮駅付近で日中は33%、夜間は32%
▽京都駅付近で日中は24%、夜間は22%でした。

一方、去年の1回目の宣言が出ていた期間の土日祝日の平均と比べると2倍以上に増えました。
増加率は
▽東京駅付近で日中が172%(およそ2.7倍)、夜間が170%(およそ2.7倍)
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中が121%(およそ2.2倍)、夜間が148%(およそ2.5倍)
▽大阪梅田駅付近で日中が180%(およそ2.8倍)、夜間が194%(およそ2.9倍)
▽神戸市の三ノ宮駅付近で日中が170%(およそ2.7倍)、夜間が193%(およそ2.9倍)
▽京都駅付近では日中が214%(およそ3.1倍)、夜間が224%(およそ3.2倍)でした。