鳥取砂丘に関西方面などから多くの観光客 土産物は買い控え

大阪や兵庫などに緊急事態宣言が出される中、鳥取県を代表する観光地の鳥取砂丘では大型連休の期間中、関西方面などから多くの観光客が訪れています。

鳥取市の鳥取砂丘では、去年の大型連休の期間中は周辺の駐車場を閉鎖したり土産物店が休業したりするなどの対応を取りましたが、ことしは感染対策を徹底したうえで通常どおり観光客を受け入れています。

新型コロナの拡大前と比べると少ないものの、3日、4日と好天に恵まれたことから、関西方面などから、連日多くの観光客が訪れていて、5日もあいにくの雨の中でも多くの人の姿が見られました。

滋賀県から訪れた家族連れの男性は「外出しにくい雰囲気がありますが、閉塞感(へいそくかん)もあり旅行に来ました。感染者が少ないので鳥取を選びました」と話していました。

一方、近くの土産物店によりますと、連休期間中は一定の客入りはあるものの、お菓子や記念品などの土産物の買い控えがみられ、売り上げが例年の3割程度に落ち込んでいるということです。

土産物店を営む鳥取大砂丘観光協会の山根弘司会長は「旅行に行ってきたと周りに言いづらい状況があり、会社の人や友人にお土産を買わない人が多いのではないか。売り上げは厳しい状況だ」と話していました。