インド コロナ感染者累計が2000万人超に 在住の日本人女性死亡

新型コロナウイルスの感染が急激に拡大しているインドで、新たに35万人余りの感染が確認され、累計の感染者は2000万人を超えました。

インド政府は4日、新たに35万7229人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

1日当たりの新規感染者が30万人を超えるのは13日連続で、累計の感染者は2028万2833人となり、アメリカに次いで2000万人を超えました。

また、新たに3449人が亡くなったことが確認されたということです。

現地の日本大使館によりますと、インド在住の40代の日本人女性が3日、亡くなったということで、日本大使館は、インドで新型コロナウイルスに感染した日本人の死亡が確認されたのは初めてとみられるとしています。

インドでは、急激な感染拡大で病床や医療用の酸素が不足し、適切な治療を受けられずに亡くなる人が相次ぎ、医療体制の危機的な状況が続いています。

4月中旬以降、各州の判断で外出制限が導入されていますが、感染の拡大に歯止めがかからない状況が続いていて、専門家などからは全土での厳しい外出制限を導入するよう求める声もあがっています。