インドから入国 感染確認の男性が死亡 検疫所施設で療養中

インドから入国した際、新型コロナウイルスへの感染が確認されて検疫所の宿泊施設で療養していた男性が死亡しました。

厚生労働省によりますと、死亡したのは50代の男性で、先月26日にインドから成田空港に到着しました。

検疫所の検査で新型コロナウイルスに感染していることが判明し、検疫所が用意した宿泊施設で療養していましたが、3日朝、意識のない状態で部屋で倒れているのを施設の職員が見つけました。

男性は病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されたということです。
死因は不明で、基礎疾患があったかは明らかにできないとしています。

男性は先月30日に発熱やせきの症状が見られたため解熱剤を服用したところ熱が下がり、2日午後6時ごろに職員が健康状態を確認した際も異常はなかったということです。

検疫所の宿泊施設で療養中に死亡したのは2人目で、厚生労働省は詳しいいきさつを調査するとともに、検体の遺伝子を解析してインドで確認されている変異ウイルスに感染していなかったかも調べることにしています。