“想定の約2倍” 横浜 ワクチン接種予約にアクセス集中

3日から高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種の予約が始まった横浜市で、専用サイトにアクセスが集中したため受け付けを中止しました。
市は会見を開いて謝罪し、想定のおよそ2倍のアクセスがあり、処理しきれなかったと説明しました。

3日の受け付けを中止

横浜市では、高齢者を対象にしたワクチン接種の予約の受け付けを、3日午前9時から始めましたが、専用サイトとコールセンターにアクセスや電話が集中して、つながりづらくなったということです。

市では開始から45分で受け付けを中断しましたが、再開の見通しが立たず、3日の受け付けを中止しました。
市は3日午後、会見を開いて謝罪するとともに、想定のおよそ2倍のアクセスがあったため処理しきれなかったと説明しました。今後、別のサーバーを立ち上げて対応するということです。

市は4日午前9時に最新情報を市のホームページで知らせる予定で、早ければ5日中にも予約を再開したいとしています。

接種の対象となる高齢者はおよそ97万人で、予約の集中を防ぐためこのうち75歳以上の高齢者、およそ53万人に対し予約に必要な通知を発送していたということです。

横浜市の市川一弘感染症対策強化担当部長は「市民の皆様に大変なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。アクセスの殺到で市民の関心が高いことを改めて認識し、同様のことが起きないよう、対応を十分にしていきたい」と話していました。