3回目の“宣言”発出の都府県 きのうの人出 1回目より大幅増加

3回目の緊急事態宣言が出されて2日で1週間となった東京、大阪、兵庫、京都の人出は1週間前と比べて多くの場所で減りましたが、去年の1回目の宣言時と比べると大幅に増加しました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、3回目の緊急事態宣言が出された東京、大阪、兵庫、京都の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと2日の人出は、緊急事態宣言に伴う措置が始まった1週間前の先月25日と比べて
▽東京駅付近で日中が24%、夜間が33%それぞれ減少し
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中が12%減少した一方、夜間が14%増加しました。

一方、関西は
▽大阪梅田駅付近で日中は10%減少、夜間は変わりませんでした。

また
▽神戸市の三ノ宮駅付近で日中は2%、夜間は18%それぞれ増加しましたが
▽京都駅付近では日中が18%、夜間が1%減少しました。

一方、去年の1回目の宣言が出ていた期間の土日祝日の平均と比べますと、人出は大幅に増えました。

増加率は
▽東京駅付近で日中は155%、夜間も120%
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中は126%、夜間も154%
▽大阪梅田駅付近で日中は213%、夜間も236%
▽神戸市の三ノ宮駅付近で日中は209%、夜間も254%
▽京都駅付近で日中は205%、夜間も210%に上りました。