聖火リレー関係者6人 コロナ感染確認 複数の確認は初 鹿児島

東京オリンピックの聖火リレーのうち、先月、鹿児島県で行われたリレーで、交通整理に当たっていた関係者6人の新型コロナウイルス感染が確認されました。1つの県で複数の聖火リレー関係者の感染が確認されたのは初めてで、大会組織委員会は関係者に感染対策のガイドラインを順守するよう改めて呼びかけることにしています。

組織委員会によりますと、先月27日と28日に鹿児島県で行われた聖火リレーのうち、27日の奄美市と霧島市のリレーで、業務に当たっていた関係者、合わせて6人の新型コロナウイルス感染が確認されたということです。

6人はそれぞれの市の職員で、いずれもマスクを着用し交通整理の業務を担当していて、聖火リレーの業務に伴う濃厚接触者はいないということです。

聖火リレーの関係者ではこれまで香川県で1人、愛媛県で1人の感染が確認されていますが、1つの県で複数の関係者の感染が確認されたのは初めてで、組織委員会は各地の聖火リレー関係者に感染対策のガイドラインを順守するよう改めて呼びかけることにしています。

組織委員会は「引き続き感染拡大の抑止に努めるとともに、安全で安心な聖火リレーの実施に向けて必要な対策を講じていきます」としています。