中国 景況感指数が低下 改善ペース緩む 半導体不足など影響

中国の国家統計局は、世界的な半導体不足や物流コストの上昇の影響などで製造業の景気の印象を示す指数が4月は51.1と、3月を0.8ポイント下回ったと発表しました。中国ではことし1月から先月までのGDP=国内総生産が前の年の同じ時期に比べて過去最高の伸びとなっていますが、景況感の改善ペースはいったん緩まった形です。

中国の国家統計局は、製造業3000社を対象に毎月、景気に対する印象を調べ、製造業PMI=購買担当者景況感指数として発表しています。

発表によりますと、4月の製造業PMIは51.1で、3月に比べて0.8ポイント低下しました。

これは、生産や国内の需要を示す指数や、新規の輸出向けの受注を示す指数などが先月を下回ったためです。

一方、景気判断の節目となる「50」は14か月連続で上回りました。

統計当局は、中国経済は安定した回復が続いているものの、世界的な半導体不足やコンテナの不足による物流コストの上昇などが影響したとしています。

感染拡大を抑え込んでいるとする中国では、政府の景気対策によって生産や投資が回復し、ことし1月から3月までのGDP=国内総生産は、マイナス成長に陥った去年の同じ時期に比べて過去最高の伸びとなっていますが、景況感の改善ペースはいったん緩まった形です。