変異ウイルス 東京都 最多の327人の感染確認 「N501Y」変異

東京都内では28日、これまでで最も多い327人が、感染力が強い「N501Y」の変異がある新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。

都によりますと、28日新たに感染が確認されたのは、10歳未満から80代までの男女あわせて324人と、年齢が分かっていない3人のあわせて327人です。

1日に発表される人数としては、これまでで最も多く、変異ウイルスの感染が拡大しています。

28日の327人は582人に検査をして判明し、およそ56%が変異ウイルスだったことになります。

都の担当者は「割合はかなり高くなっている印象だ。流行の主体がN501Yに置き換わりつつあることを裏付けている」と話しています。

327人の年代別は、
▼10歳未満が11人、
▼10代が24人、
▼20代が89人、
▼30代が53人、
▼40代が55人、
▼50代が47人、
▼60代が22人、
▼70代が15人、
▼80代が8人、
▼わからない人が3人です。

また327人のうち、感染経路がほぼ特定されているのは31人で
▼「施設内」が16人、
▼「家庭内」が10人
▼「知人」が5人となっています。

このうち「施設内」では、1つの医療機関で患者9人の感染が確認されました。

この医療機関では、28日の9人を含めて、これまでに43人が変異ウイルスに感染していることが確認されています。

これで都内で変異ウイルスの感染が確認されたのは、あわせて1934人となりました。

このうち死亡したのは2人です。