東京都 新型コロナ 925人感染確認 900人超は1月28日以来

東京都内では、28日、新たに925人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、ことし1月28日以来、900人を超えました。
都の担当者は、「あすからの大型連休はとにかく人との接触を控えてほしい。特に若い世代は自覚なく感染させるリスクを十分認識して感染防止への意識を高めて行動してほしい」と呼びかけています。

28日連続 前週の同じ曜日上回る

東京都は、28日都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女あわせて925人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の発表人数が900人を超えるのはことし1月28日以来です。

1週間前の水曜日からは82人増えていて、前の週の同じ曜日を上回るのは28日で28日連続です。

また、28日までの7日間平均は758.4人で、前の週の114%となり、増加が続いています。

都の担当者は、「あすからの大型連休はステイホームを徹底し、とにかく人との接触を控えてほしい。きょう無症状だった人の3分の1程度は20代だったが、特に若い世代は自覚なく感染させるリスクが高いので、そのことを十分認識して感染防止への意識を高めて行動してほしい」と呼びかけています。
28日の925人の年代別は、
▼10歳未満が30人、
▼10代が64人、
▼20代が255人、
▼30代が176人、
▼40代が160人、
▼50代が113人、
▼60代が57人、
▼70代が41人、
▼80代が17人、
▼90代が11人、
▼100歳以上が1人です。

28日の925人のうち、およそ57%にあたる529人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▼「家庭内」が221人と最も多く、
次いで
▼「職場内」が74人、
▼「施設内」が54人、
▼「会食」が16人などとなっています。

このうち「施設内」では、大学の運動部で学生21人の感染が確認されたケースがあったということです。

これで都内で感染が確認されたのは13万7351人になりました。

28日時点で入院している人は、27日より8人増えて1931人で、「現在確保している病床に占める割合」は34.5%です。

都の基準で集計した28日時点の重症の患者は、27日より2人減って53人で、重症患者用の病床の14.2%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人はあわせて1880人になりました。