韓国 東京五輪・パラ派遣選手らにワクチン優先接種 今月末から

韓国政府は、東京オリンピック・パラリンピックに派遣する選手らに優先的に新型コロナウイルスのワクチンを接種することを決め「4年に1度の舞台のために努力している選手たちを応援する」と説明しています。

韓国の文化体育観光省は、26日、東京オリンピック・パラリンピックの選手団を対象に今月末から新型コロナウイルスのワクチンの接種を始めると発表しました。

韓国では、現在、2種類のワクチンが使用されていて、大会までの時間が限られていることから、選手とコーチらには、1回目と2回目の接種の間隔が短いアメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンを接種し、対応を急ぐことにしています。

韓国では、医療従事者などを除き、若年層のワクチンの接種は始まっておらず、今回、オリンピック・パラリンピックの関係者が優先されることになります。

これについて、文化体育観光省の担当者は「厳しい状況の中でも4年に1度の舞台のために努力している選手たちを応援する。ワクチンの接種が、安全に大会に参加するための基礎になればいい」と説明しています。