東京都 新型コロナ 876人感染 2回目の緊急事態宣言解除後最多

東京都内では24日、新たに876人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。都の担当者は「感染者も陽性率も上がってきている。あすからの緊急事態宣言期間中はステイホームを徹底し、人との接触を控えるよう努めてほしい」と呼びかけています。

東京都は24日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて876人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

先月、2回目の緊急事態宣言が解除されて以降では最も多く、1週間前の土曜日からは117人増えました。

前の週の同じ曜日を上回るのは24日で24日連続です。

また、24日までの7日間平均は714人で、前の週の125.5%となりました。

都の担当者は大人数での会食で半数近くが感染したケースなどがあったとして「感染者も陽性率も上がってきている。あすからの緊急事態宣言期間中はステイホームを徹底し、人との接触を控えるよう努めてほしい」と呼びかけています。

24日の876人の年代別は
▽10歳未満が19人、
▽10代が64人、
▽20代が248人、
▽30代が178人、
▽40代が134人、
▽50代が100人、
▽60代が52人、
▽70代が38人、
▽80代が32人、
▽90代が11人です。

24日の876人のうち、およそ58%にあたる512人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

また、海外への渡航歴がある人が1人いました。

一方感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が213人と最も多く、
▽次いで「施設内」が51人、
▽「職場内」が45人、
▽「会食」が21人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは13万4538人になりました。

24日時点で入院している人は23日より48人増えて1779人で「現在確保している病床に占める割合」は32.2%です。

一方、都の基準で集計した24日時点の重症の患者は23日より1人減って51人で、重症患者用の病床の13.7%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代と90代の女性合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて1872人になりました。