東京 大阪 兵庫 京都に緊急事態宣言 分科会の了承経て決定へ

政府は、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に、25日から来月11日までの期間、緊急事態宣言を出すことを決定します。大型連休に合わせて、より強い対策を集中的に講じることで、人の流れを減少させ、感染を抑え込みたい考えです。

新型コロナウイルス対策をめぐり、政府は、感染力が強い変異したウイルスの広がりを踏まえ、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に、25日から来月11日までの期間、緊急事態宣言を出すことにしています。

また、同じ期間、愛媛県に対し「まん延防止等重点措置」を適用するほか、すでに「重点措置」が適用されている宮城県と沖縄県は、来月5日までの期限を11日まで延長する方向で調整しています。

政府は、午前7時から感染症の専門家などでつくる「基本的対処方針分科会」を開いており、こうした方針について、了承が得られれば、国会での報告と質疑を経て、政府の対策本部で宣言の発出などを正式に決定することにしています。

宣言が出されるのは、去年4月、ことし1月に続いて、3回目で、政府は、仕事や学校が休みになる人が多い大型連休に合わせて、より強い対策を集中的に講じることで、人の流れを減少させ、感染を抑え込みたい考えです。