新型コロナ 兵庫県も緊急事態宣言要請で最終調整

兵庫県は、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない状況を受け、国に対し兵庫への緊急事態宣言の発出を要請する方向で最終調整に入りました。

兵庫県内では20日、火曜日としては最多の427人の感染が新たに確認されるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

こうした状況を受け、県は国に対し兵庫への緊急事態宣言を発出するよう要請する方向で最終調整に入りました。

県では21日、対策本部会議を開いて、宣言の要請を正式に決めることにしていて、対策を強化するエリアや休業要請の対象など具体的な措置を検討することにしています。

さらに大型連休に向けて、県民に不要不急の外出や帰省を自粛するよう要請するほか、デパートなどに対し、バーゲンセールや催し物の自粛や延期を求めることにしています。

井戸知事は20日夜、記者団に対し「事態は大阪と同様だ。1週間の平均で感染者が400人を超えており、医療現場の対応力も欠けている。『まん延防止等重点措置』の効果が上がっているという実績は出ていない状況であり、発症者を抑えていくさらなる対応は不可欠だ」と述べました。