東京都 緊急事態宣言要請を検討 休業要請含む措置も調整を急ぐ

東京都内で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、都は早ければ今週中にも緊急事態宣言を出すよう要請する方向で検討しています。
都庁内では「まん延防止等重点措置」の効果を見極めていては、手遅れになるという見方もあり、休業要請も含めた強い措置を打てるかどうか調整を急ぐことにしています。

東京都内では19日、月曜日としてはことし1月25日以来400人を超え、感染拡大が続いているほか、変異ウイルスへの感染も58人確認されるなど広がりが見られます。

都は感染状況の悪化が続けば、早ければ今週中にも緊急事態宣言を出すよう政府に要請する方向で検討していて、人の流れを大幅に抑え込みたい考えです。

都庁内では、今月12日から始まった重点措置の効果を見極めていては、第3波のような急激な感染拡大を招き、手遅れになるという見方も出ています。

都は、帰省や旅行などで人の動きが活発になる来週からの大型連休を前に、現在、飲食店などに行っている時短要請から、さらに踏み込んで、他の業種への休業要請も含めた強い措置を打てるかどうか、専門家の意見も聞きながら調整を急ぐことにしています。